矢坪の森も一斉林時代の負の遺産となっていました。
この森は昔から椎茸栽培用の小楢の切り出しが行なわれていました。一斉に切り出し、出荷をした後、数十年が経過すると、ちょうど栽培に適した太さの木が成長しているといった具合です。里山として、その循環が保たれていました。しかし、中国から格安の椎茸の輸入が増加するにつれ、国内の栽培業者は圧迫され、その原木としての小楢の需要もなくなりました。小楢の木で栽培された椎茸は、薫りが強すぎるという最近の市場の傾向も強く影響しています。一斉林の小楢の森は、その後切り出しされる事も、間伐をされる事もなく、過密を極め、その中を通る事さえままならない状態になっています。
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−棚山全景 1171m−
棚山のふところに抱かれた
東南斜面に広がる
約88000m2の矢坪の森
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